創業融資審査のため

開業時に事業計画書を書く目的で一番多いのは、創業融資審査を突破するためです。創業融資の審査は、まず事業計画書などの書類審査、そして融資担当者との面談による審査をおこないます。融資担当者が事業に関する印象、審査を通すか通さないかのイメージを固めるのは、面談審査を通してではありません。事業計画書などの書類審査の段階で、既にほとんどが決まります。面談で起業家と直接話すのは、人柄や経営者としての資質など、一種の確認作業です。つまり、書類審査の段階で、いかに融資担当者を唸らせるような説得力のある事業計画書を提出できるかが勝負の分かれ目なのです。創業融資の審査は一発勝負。例えば、日本政策金融公庫のある支店で一度落ちてしまえば、創業融資を行う日本政策金融公庫の全支店の端末から検索できるデータベースに履歴として残ってしまいます。そうなると、よほど切り口を変えた事業計画でない限り、再浮上はできません。そうならないためにも、万全の準備をしてから臨んでください。

2018年03月18日